こんにちは。
けっこう雨が降っていますね。
梅雨明けはもう少し先みたいです。
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くらのいえでは、
発掘調査を終え、地鎮祭が執り行なわれました。
基本的に、お施主様、建設会社の方々、私たち設計事務所が参加します。
厳粛、粛然な空気に包まれます。
気が引き締まる時です。
お施主様です。ぴしっと決まっています。
式中ではいろいろな儀式が執り行われます。これは、土地を清めているところです。
敷地の四隅を順に回って清めていきます。
次はいわゆる地鎮とよばれる、三つの儀式です。
あえて言うなら、地鎮祭のメインです。
これから土地に手をいれますよーっ、と宣言するという意味合いのところです。
刈初(かりそめ)です。
鎌で笹を刈るしぐさを三回します。
ほんとに刈ってもいいですが、たいてい刈らないです。
穿初(うがちぞめ)です。
鋤(すき)を土に差し込むしぐさを三回します。
おもいっきり差し込んでもいいですが、たいてい鋤の先を少し差し込む程度です。
鍬入(くわいれ)です。
鍬で土を掘るしぐさを三回します。
これもほんとに掘ってもいいですが、たいてい鍬の先を土にあてる程度で行います。
ちなみに、それぞれ行う時に、
“えいっ” とか “やーっ” など、おもいっきり大声で言う方(うちの所長とか)もみえますが、
もちろん言わない方も多数みえます。
知らなかったり、油断していると、ビクってなります。(笑)
ほとんどのお施主様は、地鎮祭が始めてで心配されることが多いですが、
準備や段取りなどすべて、建設会社の方や専門の業者さんがやってくださいます。
当日の流れも、参加さえすれば、自動的に流れにのって出来てしまいます。
わからないことがあれば儀式中に聞くのも大丈夫です。たくさんおられます。
そもそも地鎮祭を行わない方もおられますし、すべて自由です。
設計事務所のスタッフ的には、
最初に一度こういう機会をもって、改めて気を引き締め、
いい建物をつくろうねって、みんなで思い合う時みたいな感じで思っています。
気持ちがあれば大丈夫だと思います。
地鎮祭が終わると、いよいよ工事が始まります。
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雨の日には、ASKAの “はじまりはいつも雨”を聴くのが好き。
nakano