くらのいえ 110913

くらのいえ 110913

こんにちは。

けっこう雨が降っていますね。

梅雨明けはもう少し先みたいです。

 

くらのいえでは、

発掘調査を終え、地鎮祭が執り行なわれました。

基本的に、お施主様、建設会社の方々、私たち設計事務所が参加します。

厳粛、粛然な空気に包まれます。

気が引き締まる時です。

 

お施主様です。ぴしっと決まっています。

 

式中ではいろいろな儀式が執り行われます。これは、土地を清めているところです。

 

敷地の四隅を順に回って清めていきます。

 

次はいわゆる地鎮とよばれる、三つの儀式です。

あえて言うなら、地鎮祭のメインです。

これから土地に手をいれますよーっ、と宣言するという意味合いのところです。

 

刈初(かりそめ)です。

鎌で笹を刈るしぐさを三回します。

ほんとに刈ってもいいですが、たいてい刈らないです。

 

穿初(うがちぞめ)です。

鋤(すき)を土に差し込むしぐさを三回します。

おもいっきり差し込んでもいいですが、たいてい鋤の先を少し差し込む程度です。

 

鍬入(くわいれ)です。

鍬で土を掘るしぐさを三回します。

これもほんとに掘ってもいいですが、たいてい鍬の先を土にあてる程度で行います。

 

ちなみに、それぞれ行う時に、

“えいっ” とか “やーっ” など、おもいっきり大声で言う方(うちの所長とか)もみえますが、

もちろん言わない方も多数みえます。

知らなかったり、油断していると、ビクってなります。(笑)

 

ほとんどのお施主様は、地鎮祭が始めてで心配されることが多いですが、

準備や段取りなどすべて、建設会社の方や専門の業者さんがやってくださいます。

当日の流れも、参加さえすれば、自動的に流れにのって出来てしまいます。

わからないことがあれば儀式中に聞くのも大丈夫です。たくさんおられます。

そもそも地鎮祭を行わない方もおられますし、すべて自由です。

 

設計事務所のスタッフ的には、

最初に一度こういう機会をもって、改めて気を引き締め、

いい建物をつくろうねって、みんなで思い合う時みたいな感じで思っています。

気持ちがあれば大丈夫だと思います。

 

地鎮祭が終わると、いよいよ工事が始まります。

 

雨の日には、ASKAの “はじまりはいつも雨”を聴くのが好き。

nakano

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