福祉施設(NLHM)改修

福祉施設(NLHM)改修

こんにちは。

寒さが増してきました今日この頃、みなさまいかがお過ごしですか。

うちの事務所では、暖房を点けたり消したり、換気扇も点けたり消したり。

よく、いろんな人に訊かれます、“最近どうですか、忙しいですか?”

ぼくは、こう答えます。

“忙しいです。”(笑)

 

 

ではでは、

今日は、社会福祉施設の食堂廻りの改修の模様をお送りします。

ビフォー➡アフターです。

 

写真上が改修前(ビフォー)、

写真下が改修後(アフター)で掲載します。

 

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食堂入口です。

食堂と廊下が連続した空間だったため、引き戸を設置し室内環境(空調)を改善。

同時に照明計画も見直してあります。

扉の向こうに何があるのか、ワクワク感を演出する入口。

 

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扉の向こう側。食堂です。

床に木目を用い、温かみのある落ち着いた雰囲気になっています。

 

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扉にも木目を用い、統一感を出しています。

 

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壁。

既設のレンガ壁の雰囲気の良さを守る。

かつ、部屋を明るくしたい。

その答えとして、目地を明るくすることを選択。

目地の色は、迷うことなくホワイトです。

ひとつひとつの目地は細いのですが、部屋全体でみると大きな面積です。

明るさに及ぼす影響は大きいのです。

 

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入口を入ってすぐの空間。

明るくなっていますね。

こちらの扉も木目で統一。

 

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部屋の奥の空間。

こちらも、明るくなっています。

 

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食堂と厨房の間。

カウンター高さが下げてあります。

違いは小さいですが、使い勝手は大きく向上します。

カウンターの高さは、使用者が不特定多数の場合、使いやすい高さというものが存在します。

これより高かったり、逆に低くても微妙な感じになるのです。

ここは完全に教科書通りで行くのが正解。

大切な変更。

 

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ガラスのフィルムです。

既設のステンドグラスのフィルムデザインも好きです。

その上で、経年劣化による汚れや、色があることによる自然光の透過への影響から、

目隠しの機能だけ残し、新しいデザインを投入。

 

 

日本の建築全般について、今後、リノベーション(改修)が増えていくことが予測されています。

この流れが、建物を長く使う欧州文化的なところからくるのか、純粋に経済的なものなのか、または法規的にか、

それらを複合的に包括しながら、今後さらに広がっていくと思います。

今の現実では、実際の仕事やさまざまな人の見聞からみて、経済的なところが一番大きいと思うけど。

要するに、リノベーションの流れは大きいです。

例えるなら、堀川から庄内川になってる。

支流から本流へ。

でも、長良川はまだですね。(笑)

nakano

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