名古屋初の免震構造分譲マンションを完成させた実績があります
平成7年1月17日午前5時46分、マグネチュード7.2の阪神・淡路大震災が発生し、都市型地震として阪神地区に未曾有の大被害をもたらせました。今では遠い昔話のようですが、私達が住む東海地区は「いつ地震が起こっても不思議ではない」と耳にされたことがあると思います。
今では免震構造の建物は数多く建造されるようになりましたが、大震災発生当時は全国では実験棟を含めても累計で100棟ほどしかありませんでした。 特にマンションは少なく、弊社は当時名古屋市中区で進めていた定期借地権付分譲マンションの計画を、震災直後いち早く免震構造に切り替えることを提案し、建築主に即断していただき、震災2年後には名古屋初の免震構造分譲マンション(定期借地権付の免震構造分譲マンションとしては日本初)として完成しました。
当時は審査にも大変時間を要しましたが、「二度と建物の倒壊で人命を失わせてはならない」という建築家としての一念で着工にこぎつけ、平成8年1月17日(震災1年後)に心臓部である「免震装置」の設置を行ないました。 多くの取材陣のなかで、願いを込めた免震装置が取り付けられる姿に、建築家として「人命と財産を守る」という使命の重大さを改めて実感いたしました。
この実績を踏まえ、免震構造の提案や既存建物の耐震診断、及び建物用途に適した耐震補強を提案し、皆様の「人命と財産を守る」とともに「笑顔を守る」ことが、リブ設計の使命と考えています。